口蓋扁桃由来リンパ球およびリンパ球小片
以下の15試料は、15件の口蓋扁桃摘出手術により摘出された組織のそれぞれから調製したリンパ球あるいはリンパ組織小片をチューブ単位で分譲するものです。
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A.リンパ球 | (1)調製法 |
蓋扁桃 ↓ 凝固した血液を除去し、ハサミ(メス)で細切 ↓ 金属メッシュ上でこし、培養液で洗浄後、細胞懸濁液作製 ↓ 遠心(500xg、5分間) 沈殿を培養液で懸濁し、ナイロンメッシュ(100μm)を通す ↓ 遠心(500xg、5分間) 20ml凍結保存液(10%DMSO、10%牛胎児血清を含むDMEMまたはRPMI1640)に懸濁後、 チューブあたり1mlに分注 ↓ チューブを紙箱に入れ-80℃フリーザー中で1晩置き、液体窒素タンク気相で保存 |
(2)分譲 |
凍結チューブで分譲します。
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B. リンパ組織小片 | |
一部の口蓋扁桃組織においては細胞懸濁液とせず、リンパ濾胞の状態で凍結保存液を加えて凍結した試
料があります。リストの中で、“リンパ組織”の保管数が記載されている資源番号については、この試料も譲
渡可能です。ヒト組織分譲申請書には資源番号、資源名とともに“リンパ組織小片”と記入してください。
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C. 性状検査(リンパ球の凍結試料) | |
凍結試料を37℃で急速解凍し、10倍量の培養液に懸濁後遠心したサンプルにつき、以下の検査がなされています(提供医療機関で実施)。
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D. 分譲申請 | |
口蓋扁桃由来リンパ球およびリンパ組織小片については、以下の15試料から希望の資源番号を選択し、 その必要本数を申請してください。 |
扁桃リンパ試料 | ドナー診療情報等 | リンパ球 | リンパ組織 | ||||||
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資源番号 | 資源名 | ドナー | 疾患名 | 保管数 (チューブ) |
細胞数/チューブ (x 107) |
生細胞率 (%) |
T細胞 (%) |
B細胞 (%) |
保管数 (チューブ) |
HT88598235 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 17 | 2.7 | 57 | 80 | 12 | 0 |
HT44413787 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 炎症 | 8 | 5.8 | 87 | 69 | 26 | 0 |
HT28927611 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 16 | 1.6 | 60 | 74 | 16 | 0 |
HT71476896 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 炎症、肥大 | 9 | 6 | 93 | 81 | 15 | 2 |
HT88764795 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 炎症 | 11 | 1.5 | 62 | 80 | 9 | 2 |
HT80202579 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 8 | 2.9 | 67 | 67 | 24 | 5 |
HT90672377 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 17 | 2.2 | 73 | 75 | 16 | 0 |
HT14556760 | 口蓋扁桃 | 日本人女性 | 肥大 | 15 | 1.6 | 87 | 71 | 22 | 0 |
HT83076489 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 9 | 3.1 | 81 | 72 | 23 | 6 |
HT15342093 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 4 | 3.6 | 79 | 73 | 19 | 0 |
HT95834358 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 5 | 1.9 | 80 | 72 | 19 | 0 |
HT10381788 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 炎症 | 17 | 2.2 | 87 | 78 | 17 | 0 |
HT80682952 | 口蓋扁桃 | 日本人女性 | 炎症、肥大 | 6 | 2 | 70 | 61 | 32 | 2 |
HT70617822 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 7 | 16.6 | 86 | 77 | 17 | 4 |
HT75619545 | 口蓋扁桃 | 日本人男性 | 肥大 | 8 | 9.3 | 89 | 82 | 13 | 4 |
また、これら口蓋扁桃組織については遺伝子解析研究には利用できません。